「この資格は○○時間で合格できる」という目安をよく見かけます。ただ、多くは学校や個人の経験による数字で、試験の実施団体が示しているものではありません。自分に合った時間を見積もる方法を考えます。
「目安の時間」が人によって違う理由
- もともとの知識:仕事で関わっている分野なら、ゼロから始める人より短くなります。
- 勉強のやり方:講座を使うか、独学か。問題集を何周するか。
- 目標の点:合格点ぎりぎりを目指すか、余裕を持って超えるか。
このため、他人の目安はあくまで出発点にして、自分の進み具合で見直すのがおすすめです。
見積もりの手順
1. 教材の量を数える
テキストのページ数と問題集の問題数を数えます。
2. 最初の数日で、進む速さを測る
1時間でテキストを何ページ読めたか、問題を何問解けたかを記録します。
3. 1周にかかる時間を出す
「量 ÷ 1時間に進む量」で、1周の時間がわかります。問題集は2周目以降が速くなることが多いので、2周目は1周目の半分くらいで見ておくなど、自分なりに見込みを立てます。
4. 何周するかを決めて合計する
テキスト1周+問題集3周、のように決めて足し合わせたものが、目標の勉強時間です。
計算例
テキスト400ページを1時間に20ページ、問題集300問を1時間に15問のペースで進める場合:
- テキスト1周:400 ÷ 20 = 20時間
- 問題集1周目:300 ÷ 15 = 20時間
- 問題集2・3周目:1周目の半分と見て 10時間 × 2 = 20時間
- 合計:60時間
途中で模試や過去問を解いて、合格点との差を確かめます。差が大きければ、周回数を増やすなど見直します(合格点まであと何点か)。
時間が決まったら
- 試験日から逆算して1日の時間に直す:1日の勉強時間の計算
- 1日の時間から、届く日を出す:目標の勉強時間に届く日
- 曜日ごとの予定で合計を出す:1週間の予定から計算